確率変数の条件付き独立は、慣習的に次のように表現されることがあります。
\begin{equation} x \mathop{\perp\!\!\!\!\perp} y| z \end{equation}
これをLatexで表現する方法を紹介します。
条件付き独立をLatexで表現する
(1)をLatexで書く場合、次のような文法を利用することで、条件付き独立の表現をLatexで書ことができます。
x \mathop{\perp\!\!\!\!\perp} y| z
x \mathop{\perp\!\!\!\!\perp} y| z
Latex文法の解説
先ほどの条件付き独立の$\mathop{\perp\!\!\!\!\perp} $を表現する文法ですが、基本的には、垂直記号を表す$\perp$を2つ横に並べることで、表現しようとしています。
2つ横に並べると、このようになります。
\mathop{\perp\perp}
上の2つの$\perp$のうち、これらの間隔を狭くして横にオーバーラップするようにすることで、$\mathop{\perp\!\!\!\!\perp} $を表現できそうです。
2つの文字の感覚を狭くするには、Latexの特殊文字である \! を用いることで、狭くすることができます。
\! を4つ利用して、 $\mathop{\perp\perp}$の間隔を狭くすると、
\mathop{\perp\!\!\!\!\perp}
このようになって、いい感じに確率変数の条件付き独立の記号を表現することができました。
Latex記法として登録する
Latexでは任意の文章の塊を、\newcommand を用いて定義することができます。
作成している文章に何回も登場するような場合には、新しいLatex記法として登録しておくと、何かと便利かと思います。
\newcommand{\indep}{\mathop{\perp\!\!\!\!\perp}}