アンペール(アンペア)の法則(Ampere’s circuital law)は、電流の周りに流れる磁場の値の関係性の法則のことで、右ねじの法則や右手の法則と呼ばれています。また、Aの
よく下の図のように説明されることが多いです。今回はこのアンペールの法則について解説します。

アンペールの法則をわかりやすく解説
まず最初に、アンペールの法則を提示します。
アンペールの法則
流れる電流の強さを$I [A]$、磁場の強さを$H [A / m]$、半径を$r$とした時、電流$I$と磁場の強さ$H$には次の関係性が成り立つ。
\begin{equation} H = \frac{I}{2 \pi r} \end{equation}
アンペールの法則の直感的な理解
アンペールの法則を眺めていると、電流$I$と磁場の大きさ$H$は比例し、半径$r$に反比例することがわかります。これはなんとなく直感通りですね。
また、半径$r$が同じ場所であれば、磁界の強さは同じになることがわかります。